公式Twitterあるよ♪フォローしてね!

IOTA(アイオータ)の問題点を仮想通貨ヘッジファンドMulticoin Capitalが指摘。

この記事は、湯本さんから寄稿頂きました。

このニュースを三行で解説

  • 仮想通貨ヘッジファンドMulticoin Capitalが、IOTAは過大評価されていると指摘!
  • IOTAが採用するDAGベース(※1)は、仕組みが公開されておらず安全性が不透明。
  • IOTAが目指していたIoT(※2)市場での活用は、現状、実現しておらず、単なる投機対象となってしまっている。

(※1)DAGベースブロックチェーンと同様に、取引情報を記録する分散型の台帳。IOTAは、仮想通貨の中で唯一、ブロックチェーンではないDAGベースと呼ばれる独自の仕組みでトランザクションを管理しているのです。

 

(※2)IOTモノのインターネット。あらゆるモノがインターネットで制御・アップグレードできる仕組みのこと。

仮想通貨ヘッジファンドMulticoin Capital、IOTAの過大評価に懸念

ソース元 https://www.ccn.com/crypto-hedge-fund-calls-iota-sharply-overvalued/

多くの仮想通貨投資家がIOTAの未来に期待をしている。一方、IOTAに未来は無いと悲観的に考える人も多くいる。

Multicoin Capitalがネガティブな考察を発表

テキサス州オースティンの仮想通貨ヘッジファンドMulticoin Capitalが発表したIOTAに関する分析結果には、通貨としての価値に関するものが多くあったが、「通貨としての欠陥」を指摘する辛辣な内容も含まれていた。

2017年12月、IOTAの価格は5ドル(「1$=¥110」とすると550円)を超えていた。

しかし、Multicoin Capitalは「IOTAの本来の価値は$ 2.50以下であり、過大評価されている」と明言していた。この$ 2.50という金額は1ヶ月前の約半分だ。

現在(2018/01/25)迄のIOTAのチャート

去年12月に600円近くまで上昇したIOTAの価格は、現在、273.49円にまで落ち込んでおり、Multicoin Capitalの提示する「本来の価値」に近しい価値となってきている。

IOTAのチャート図

Multicoin CapitalがIOTAが過大評価されていると指摘する理由

しかし、なぜ、Multicoin Capitalは、IOTAが過大評価されていると考えているのだろうか?

その答えは非常に簡単だ。現時点でIOTAは投資以外の目的で大規模に活用されていないからである。IOTAのクリエイター達は「IOTAをただの投機対象にするつもりはなく、その背後にある技術はすべて素晴らしいものだ」と考えている。しかし、その素晴らしいとされるIOTAの技術は活用方法を見出されていないのだ。

Multicoin Capitalが懸念するIOTAの問題点

Multicoin Capitalのアナリストは、IOTAに関して単に批判的な意見ばかりではなく、通貨のDAGベース(ブロックチェーンとは違う仕組みのトランザクション処理法)、手数料、IOTAのスケーラビリティ問題対策については高く評価をしている。

しかし、それ以上に、IOTAがブロックチェーン同様、分散型プラットフォームであるのにも関わらず、安全性を担保する仕組みに対しては不透明な部分が多く存在しているという事実だ。IOTAの安全性は外部から検証されないため不明な部分が多いのだ。

更に、前述したように、世界はまだIOTAの活用シーンを見いだせていない事も大きな懸念材料としている。

そして、IOTAが目指しているIOT装置へ活用されるまでの道のりには、ハードウェア側がIOTAの仕様に合わせたアップグレードをしなければならないという高いハードルがあり、Multicoin Capitalは、この問題がIOTAにとって、最も重要な問題の一つだと主張している。

IOTAの問題点は他にも・・・

ここまでで、Multicoin Capitalが指摘するIOTAの問題点について触れてきたが、他にもIOTAのソフトウェア、及び、開発陣に対して指摘されている事例があるので紹介したいと思う。

今から数ヶ月前、MIT Media Lab(アメリカの研究所)によって、IOTAの脆弱性が発見された。しかし、現在に至ってもIOTA開発チームからの正式回答はなく、脆弱性が解決された形跡も無いのだ。

ソフトウェアに脆弱性がある事ももちろん重大なことだが、それ以上に、脆弱性が発見されても対応しようとしない開発チームの姿勢にも大きな問題があると言わざるを得ない。

なお、上記の件に対して回答を求めたが、IOTA開発チームは要請に応えなかった。